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サンダーバード最後の北陸路 金沢と京都を巡る旅 前編

みなさんこんにちは。

本日は、先日紹介した東京発東京行きの一筆書ききっぷを実際に使用し、金沢と京都を周る旅レポです。

shidare225.hatenablog.com

↑前回記事はこちら

今回のダイヤ改正で運行区間が短縮となる名門特急「サンダーバード」の乗車がメインですが、しっかり観光もしたのでその様子もお届けできればと思います。

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3/3 世間ではひな祭りでした。

前日の22時くらいまで仕事をしていたのでゆっくりめのスタートです。

8時36分発 かがやき 506号金沢行きに乗車。

E5系は全車にコンセントがあり、ヘッドレストが可動式で調整が利き乗り得感があります。今回は進行方向右側、E席を押さえました。

大宮までの個人的な見どころは赤羽駅をすぐの「赤羽山トンネル」、右手に見えてくる川口の高層タワーマンションエルザタワー55」、「外環自動車道」です。少しずづ都心から遠ざかるのを感じながらビールが進みます。

気が付いたら爆睡しており、車窓に目をやると一面の雪景色が広がっていました。碓井峠を越えた、軽井沢手前あたりです。ちなみにこの後の長野駅近辺の積雪はゼロだったので、いかに軽井沢が標高が高いか思い知らされました。

山々が連なるエリアを長いトンネル区間で抜け、やっと抜けた先に見えるのは晴れた日の美しい日本海この景色が好きで、あえて右側の座席をとったのです。

そうこうしているうちに富山へ到着。新高岡も一瞬で通過し、あっという間に金沢へ着いてしまいました。かつて越後湯沢まで上越新幹線で行き特急「はくたか」に乗り換えていたころと比べると、格段に便利になりましたね。

改札を出ると、「ありがとう 北陸本線」の張り出しの下にホワイトボードが。皆思い思いに手書きメッセージを残していました。私も一言書きそっと添えました。f:id:shidare225:20240316170140j:image

震災の風評被害で閑古鳥が鳴いていると聞きましたが、駅はいつも通りのにぎわいで窓口には長蛇の列。インバウンド観光客もそれなりにいます。

予約していたレンタサイクル「まちのり」でとりあえず今日泊まるホテルへ向かいます。寒空の下風はびゅうびゅう吹いてきますが、ダウンを着込んでいるので汗だくになりながら繁華街「片町」に到着。

ホテルアマネク金沢」という新しめのホテルにチェックイン。

amanekhotels.jp 

〒920-0981 石川県金沢市片町2丁目25−17

荷物を預け、ホテルから近かったので昼食に金沢おでん「赤玉本店」に来ました。

11時40分くらいには来たのですが、既に10組くらいの列が。並んでる途中、いわゆる「やいらふぃー」の方が道端で騒いでいてちょっと残念な気持ちに。自分の中で金沢のイメージが悪くならないように20分耐えました。

www.oden-akadama.com

〒920-0981 石川県金沢市片町2丁目21−2

 

12時に一斉に中へ通され着席。看板の「赤巻」を中心に好きな具を頼んでいきます。

寒さの中並んだ甲斐あって、熱々のおでんが一層おいしく感じられました。f:id:shidare225:20240316144704j:image

特に気に入ったのが「えびしんじょう」。メニューに「ケーキのような食感」とあったので気になって頼んでみたら本当にその通り。エビの出汁が利いていて、リピートするか悩んだくらいです。良い体験ができました。

その後は雲行きを心配しながら、金沢城兼六園を見学。

兼六園と橋を挟んで反対側にある石川門の光景は何度も見てきたのですが、中まで入るのは今回が初めてです。入り口手前ですが、元旦の能登半島地震で緩んだと思われる箇所の修復工事が行われていました。

金沢城の象徴的な建築である「海鼠壁」(なまこかべ)が随所にみられます。f:id:shidare225:20240316144725j:image

江戸時代の建築なのに、令和の今見ても先進的な外観だなと思います。かっこいいですね。随所にセンスの良さが光るコンパクトな街、金沢のイメージそのものです。

もう何度訪れたかわかりませんが、兼六園も見ていきます。

加賀藩の5代目藩主前田綱紀(つなのり)が金沢城に面した傾斜地に1676年「蓮池御亭」(れんちおちん)という別荘を建てたのが発祥とされています。日本三大庭園としてあまりにも有名ですよね。

毎度のごとく、定番スポットで撮ってきました。やはりこのポイントが一番きれいに撮れると思います。いつもなら人だかりができていますが、平日と悪天候ということもあり観光客は少なめでした。f:id:shidare225:20240316170254j:image
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個人的に兼六園の好きなポイントは、高台に位置しているため景色が良い事。唐崎松のあたりから市街地が見下ろせ、特別な場所にいるという気分になって良いです。

そうこうしているといよいよ雲が黒くなり、かなり強い雨が降ってきました。

せっかく折りたたみ傘を用意したのにリュックに忘れてきた私は急いで香林坊方向へと走って向かいました。

水浸しになる前に駆け込んだのが、長町・MORON CAFE。(インスタでサクッと調べました。)

moroncafe.com

〒920-0865 石川県金沢市長町2丁目4−35 1F

※HPより引用

武家屋敷街の雰囲気も取り入れつつ、(入り口では提灯が出迎えてくれます)やや無機質な空間に観葉植物がぎっしり並ぶバチバチにイケてるカフェでした。

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地元の若い人で賑わっていました。

雨の日が多い地域なので慣れているのでしょう。小やみになったタイミングで皆そそくさと退席していきました。

ホテルまで小走りで戻りチェックイン、休憩。

部屋は小ぎれいで、窓からホストクラブの看板が見えること以外は申し分無し。

YOUTUBEもネトフリも見れるようですが、疲れていたので小一時間寝ることにしました。

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〜後編へ続く〜