Ge男

地理をエンタメに!地域の事象や旅について語る

地理学科卒 28才会社員が行く京都1泊 その1

 

旅行好きで、四六時中旅行の事を考える私だが、京都への訪問は二ケタを超える。

高二の夏初めての一人旅で訪れたときは、青春18きっぷで8時間かけて行く過酷なもので、レンタサイクルで汗だくになりながら、著名な寺社仏閣をへとへとになるまで周った。

銭なしの大学生の頃は、同じ学科の友達5人で夜行バスに揺られ京都を目指した。ドミトリーを借り深夜まで酒を飲み語らい、意味もなく龍大にいったり(セルフオープンキャンパス)、嵐山近くの公園で謎にサッカーをしたりと生産性のない旅を謳歌した。

 

社会人になるとある程度金銭的に余裕が生まれ、移動は新幹線へと変化し、リーガロイヤルといったある程度名の知れたホテルにも泊まれるようになった。寺めぐりをする旅よりかは、ホテルに滞在する事に重きを置いたり、イノダコーヒーでまったり読書をするような、ゆったりとした京都滞在を好むようになった。

 

最近はめっぽう頻度が落ちてしまったが、今年で90になる祖母と叔母さん夫妻が金閣寺を観に行くと聞きつけ、これに便乗する形で久々の京都旅行を計画したので、その体験を綴る。

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月日は流れ、6月某日。少し早めに品川駅に着き、通勤の流動を観察。ホームに降り、kindle片手に時間をつぶしていると、新型のN700Sという車両が滑り込んできた。今回は早割の切符でグリーン車を予約していた為、N700との乗り比べができるぞと1人でわくわくしてしまった。

プレスリリースを見た時は、座席の配色がより濃くなって高級感があり、背もたれに溝が刻まれ、さらに身体にフィットする様なイメージを持っていた。しかしいざ席に着いてみるとシートピッチは狭く感じ、座席は硬く、静岡あたりからは少し疲れを覚えるようになった。当然普通車に比べたら快適なのだが、これなら一世代前のN700系の方がよいなという印象。

一点良かったのがコンセントの配列だ。アームレストの若干内向きに設置されており、さながらビジネスクラスのようなプライベート感を感じる事ができた。これなら、隣に人がいても全く干渉することなく作業に集中できる。

そうこうしているうちに名古屋を出発し、一瞬うたた寝を挟んだらもう野洲(滋賀県)の車両センターが見えてきた。自分の中で野洲を過ぎるといよいよ関西圏に入ったなという実感が湧く。急いでトイレを済ませて降りる準備を始める。

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コロナも第五類に移行し、改札を出ると溢れんばかりの人で賑わっていた。朝ラッシュの終わりかけ、観光客、通勤客、外国人を一同に受け入れて吐き出す京都駅の姿を久々に体感。一泊二日の京都旅行だが、できる限り多く周り、家族との思い出を作ろうという気概でいっぱいになった。

 

        

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