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2泊3日東北一周紀行

みなさんこんにちは。

 

今回は、鉄道開業150周年を記念して発行された(現在は終了)お得な切符で東北を一周したので、その様子を記事にしていきます。

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使用したのは「鉄道開業150周年記念 JR東日本パス」。そのまんまのネーミングですね(笑)日本で最初の鉄道が新橋〜桜木町間に開通してから150年の2022年、JR東日本管内の新幹線や特急、普通列車第3セクター線が乗り放題になるスゴい切符が発売されました。それの第二弾なるものです。

連続する3日間有効で、料金は22150円。「これを使わない手はない」と、2泊3日の東北一周を敢行しました。その様子を数回にわたり綴っていきます。

 

出発初日は夜勤明けなので移動日とし、午後2時台の新幹線に乗り込みます。はやぶさで2時間少々で盛岡に到着。途中仙台に寄ることも考えましたが、6連勤の疲れがたまっていたので直行することにしました。

3月の頭ということもありまだ北国の空気が残っており、モッズコートを着ていても冷気が忍び込んできます。しかしながら車道の雪はほぼ溶けていて、かすかに春の訪れを感じます。

ホテルに荷物を預け、再び盛岡駅に戻りある列車に乗っていきます。

夕ラッシュでホームに人が増えてくる中エンジン音を轟かせているのが17時18分発「快速はまゆり」というディーゼルカー

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かつての急行「陸中」の遺伝子を継ぐ快速列車で、花巻より進行方向を変え太平洋沿岸の釜石まで直通します。快速としては珍しくリクライニングシートの指定席車両が連結されており、急行時代に思いをはせながら乗車していきます。帰宅時間と重なったため普通車は立ち客がでるほどの混雑、一方私の乗る指定席車はガラガラで2名しか乗っていません。遠野や釜石まで乗り通す客は少なそうです。

キハ110系という東北ではよく見かける車両で運用するのですが、東北「本線」に入るものは珍しく、線形の良い幹線区間気動車が爆走していくのが醍醐味です。

夕日が沈む中の快走っぷりにビールが進み、あっという間に花巻に到着。進路が反対になるため、座席を回転させます。ここである事件が起きます。

花巻を出発してすぐくらいに、明らかに長距離利用でないおばあちゃんが指定車に迷い込んできました。走行中、しきりに運転士さんに話しかけています。途中駅似内(にたない)で運転停車(列車交換や時間調整のための停車。乗降はできない)したのですが、降りようとする素振りを見せていました。おそらく誤乗で、似内に行きたかったのでしょう。無慈悲にも新花巻で私と一緒に降車。乗務員扉が半開きになっていて(ワンマンの為?)運転士と会話できる光景そのものが新鮮で、旅情を感じた瞬間でした。

新幹線停車駅の新花巻ですがあたりには何もなく、暗闇に包まれています。構内の土産物店も閉まっており、寒々しい印象でした。停車タイプのやまびこ(自由席利用)で盛岡へ帰還。この日はわんこそばを食べる気満々でいましたが、19時台にも関わらず全て閉まってしまいました、、。盛岡の夜は早い。地域クーポン券で牛タンを頂きました。

東北一周旅行初日に宿泊したのが「さんさの湯 ドーミーイン盛岡」。駅から少し歩きますが、繁華街の大通や菜園に近い高立地です。ここは大浴場にサウナがついており、氷点下の外気浴を堪能しました。湯上り後は夜泣きそばやヤクルト、アイスキャンディーのサービスがあり、夜勤明けの疲れが癒されます。

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一泊5000~8000円と高すぎず、また盛岡に泊まる際は活用したいです。

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明日は早いので、乗車の新幹線や特急の時間をチェックしスケジュールを確認し就寝。

次回はさらに北に進んでいきます。