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地理をエンタメに!地域の事象や旅について語る

2024 GWを振り返る

みなさんこんにちは。

1か月前の話になりますが、私のGW(1日)を振り返っていきます。

 

5/2(木)

何とか定時で仕事を終え、丸の内から渋谷へ移動。

学生時代慣れ親しんだ街ですが、久しぶりに行くとカオスぶりに戸惑います。

人波をかいくぐって前へ進もうとするのですが、目の情報が追い付かず「ぶつかるのでは」と不安になります。

今日は大学時代のもっとも気の知れた親友2人と待ち合わせて飲みに行く予定。

19時の集合まで時間があったので、センター街のみずほ銀行で結婚式用のピン札をおろし、神南をぶらり。最後にパルコで服を眺める王道のルーティンです。最近はユニクロで服をそろえることが多いので、たまにこうして最先端のファッションに触れるのも良いものです。

親友と合流。時間が読めなかったので行きつけの魚真は予約せず宇田川町の焼き鳥屋に入りました。

少し予算は高いですが、あん肝が美味しくて非常におススメです。

 

実に半年ぶりの再開。

同い年で東京に暮らす親友二人の存在は財産以外の何物でもありません。

すっかり話し込んでしまい、2軒目はビリヤードへ。

いかにも大学生時代を思い出させる遊びですが、恥ずかしながら今回が初めてです(笑)。熟練の二人に手取り足取り教えてもらいながら満喫しました。

高揚感に包まれたフロアを見渡し、「世間はGWなのだな」と実感。気持ち的には終電を逃してもいいなと思ったのですが、明日おでかけをするので早々に解散です。

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5/3(金)

5時半起床。出勤時4時半起きなので気持ちゆっくりな朝。

ごはんを食べたい派なので、オートミール、パン、ヨーグルト、軽く焼いたウィンナーを用意していきます。あわただしい平日ではできない、この余裕が好きです。

 

品川駅から7:10発上野東京ライン高崎行きに乗り込みます。

早朝にもかかわらず駅構内にはあふれんばかりの人が。今期も東海道新幹線のぞみが全席指定になり、混乱が発生しないか心配です。

高崎行き普通列車グリーン車も満席状態でした。通常であれば東京でどさっと降車がでるのですがなかなか人が入れ替わらず、立ち客がでるほどの盛況ぶり。途中本庄まで隣に人がいる状況でした(何かイベントがありそうな感じでした)。f:id:shidare225:20240606084848j:image

普段は終点高崎に近づくにつれ空気輸送になる列車も、GWということもあり最後まで高い乗車率。高崎駅も、切符を買い求める人でみどりの窓口は長蛇の列ができていました。東口ロータリーで渋川に住む友達と合流。車を出してくれました。

さて、今回目指すのは長野県・美ヶ原(ビーナスライン。日本離れした高原の景色が有名で、エアコンの商品名になっている霧ヶ峰があることでも有名です。ライダーの聖地でもありますね。

東京からだと中央道の大渋滞に巻き込まれるので、高崎発で一部上信越道を経由して下道メインで快適に行こうというわけです。

多少の渋滞は覚悟していましたが、安中~松井田妙義IC~碓井軽井沢IC~東部湯の丸ICとスムーズに巡航。道中の会話のテーマは「結婚」「実家を出るべきか」。f:id:shidare225:20240606084827j:image

途中上田市街へ立ち寄り、真田幸村で有名な上田城へ。

近隣も松本城と比べて知名度が低いせいか、GWであっても人はまばらでゆっくり鑑賞することができました。f:id:shidare225:20240606084919j:image

途中手裏剣投げを体験するコーナーがあったので試しにやってみたのですが、物を投げるセンスがゼロで、終始指導のおじさんから怒られてしまいました…。ストレス発散になるといわれてやったのに逆にストレスがたまる始末。

友達は爆笑していましたが苦いひと時でした。足早に退散します。

一行は旧中山道を奥の方へ進んでいきます。そろそろ昼飯をと色々調べていたのですが、長和町にある古民家カフェがよさげな雰囲気だったので行ってみることにしました。

www.ennoya.jp

隣接する敷地に駐車場があるのですが、なんと廃校跡でした。

建物自体は取り壊されずに残っており、現役で使われていますと言われても違和感のない保存状態のよさ。

ついついエモ写真を撮ってしまいました。

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肝心の古民家カフェは大当たりで、牛乳、コーヒー、紅茶が飲み放題で驚きました。このあと、絶景を目の前にサイフォンコーヒーを楽しめるお店にいくのでほどほどに。

少人数で回しているため提供に時間がかかっていましたが、雰囲気が良すぎて全く気にならない。写真を撮ったり、ガイドブックを読みながらゆったりと時間が流れます。

カルボナーラを頂きました。f:id:shidare225:20240606085051j:image

長野の山奥たたずむ内装に凝ったおしゃれな古民家カフェ。ITエンジニアだった店主が脱サラして古民家をフルリノベした開業したんだとか。長野県産の唐松を使用した床張り、天井、カウンターが優しく訪問客を包み込んでくれます。f:id:shidare225:20240606085028j:image

決してアクセスが良いわけではありませんが、近くまで来たら是非立ち寄ってほしいです。日常のせわしなさが瞬く間に溶けていきます。

さて、周囲を見渡せば一面の緑。新緑です。

民家もまばらになり、いよいよグネグネと山道を登っていきます。やがて旧中山道からは外れ、かなり勾配の高い地点まで来ました。わずかながら、残雪さえあります。

途中ビーナスラインとの合流地点である「落合」という交差点に差し掛かったのですが、こちら側が一時停止しなければならない構造にも関わらず標識がありません。危うくバイクと衝突するところであり、非常に怖い思いをしました。

問題の地点。停止線もかすれている上死角になっていた。上田方面からビーナスラインに来る際は要注意。

結果的に下り方面のバイクの前に割り込む格好となり、意図せず山を下っていきます。

若干トラウマになってしまい、数キロ行った先の転回地点で友人と運転を代わってもらいました、、。

そんなハプニングがありましたが東京を出発して約9時間、ヴィーナスラインの最高地点へ到着です。午後3時、ぞくぞくと車が引き返しているとはいえ駐車場はパンパン。さすがGW。何周かして、出ていく車をマークしてようやく駐車できました。

お目当ての美しの塔へはここからさらに10分ほど歩きます。f:id:shidare225:20240606085117j:image

土埃舞う舗装されていない道はさながらアメリカの田舎道。時期が早く放牧こそされていませんが、あたりは広大な原っぱが続きます。地の果て感があり、日本離れした光景です。気温が下がっており、革ジャンを羽織り歩っていきます。

到着。鐘が鳴り響いています。ダークライが出現しそうな雰囲気。もう二度と下界に降りてないような、場末感すら漂います。

文字通り感情が動きました。小さな悩みなんて一瞬で吹き飛んでしまうくらい美しい光景でした。

普段なかなか行けない場所に連れて行ってくれる友人には感謝しかありません。「関東近辺は行きつくした」といいますが、アイディアをひねり出し、これからも一緒に出掛けたいものです。

※行く予定だったサイフォンコーヒーが飲める山小屋は15:30終了で間に合いませんでした、、。

www.venus-line.net

仕事柄暦通りではなく次の日は昼から出勤。つかの間のGWでしたが、気分に浸れて十分満足できました。夏休みは10連休くらいになるので、そのタイミングで長距離の旅行をしたいですね。またその様子をお届けします。