北海道オタク2人で行く2泊3日道央旅(1)
みなさんこんにちは。
毎年恒例にしている、夏の北海道旅に今年も行ってきました。その様子を綴っていきます。
一日目
なかなかまとまった休みが取れない中、無事三連休を確保。
関東で連日猛暑予報が出始めた7/6(土)、逃げるように北へ向かいます。
同行する先輩とは成田空港で待ち合わせ。第二ターミナル内「IASS エグゼクティブラウンジ」に早めに入り、無料で提供されるビールで乾杯です。椅子と机、ドリンクバーのみのシンプルなラウンジですが、慣れない空港で羽を伸ばすには十分です。今回、私は同伴者として入ることができました。
第三ターミナルに移動し、12:30発GK113便新千歳行きへ搭乗。
機材準備のため、実際に滑走し始めたのが13:10頃でした。定時性に優れている新幹線に慣れてしまうと、こういう点がネックに感じます。お手頃価格で北の大地へ連れて行ってくれると考え、我慢我慢。
結局のところ新千歳到着は15時頃に。17時に約100㎞離れた余市のお店を予約していたので急ぎます。
あまり北海道に行かない人はピンと来ないかもしれませんが、新千歳空港のレンタカー屋は空港の敷地内にはなく、シャトルバスで10分弱の場所まで移動しなければなりません。これが非常にネックで、30分近くマージンを取らないと行程に影響が発生します。特に帰路は給油の為スタンドに行く時間もあるので、1時間程度多めに見積もらないと飛行機に乗れないという事態も起こり得るのです。
営業所出発後分岐を間違え道東道方面に行ってしまったり、途中輪厚(わっつ)SAによるなどし30分程遅れる旨をお店に連絡。先輩行きつけの個人料理店なので全然問題ないとのこと。
さすがは札幌、建物の密度が一気に濃くなりさながら都市高速のような景観になります。市街地を北から囲うように小樽方面へ。
海と山が近く用地が少ないせいか、高速とは思えないほどきついカーブが続きます。
小樽JCTで後志(しりべし)道へ分岐、小樽市街地を見下ろせる天狗山をトンネルで超えてウイスキーの街、余市へ到着です。1年前にニッカウヰスキーでの試飲体験をやっているので、そちらも合わせてご覧ください。
お食事処 輝
夫婦2人で切り盛りする、いかにも地元客から愛されていそうなお店。
道外客は私たちだけでした。
ウニ、ツブ貝をはじめ、地元の海鮮ネタをこれでもかと頂きます。
店主のご厚意でザンギ(唐揚げ)、常連さんからさくらんぼのサービス。
2人で2500円の会計で、「一人分じゃないの?」と驚いてしまいました。
先輩がコスプレイベントに参加した際、そのうちの一人が輝で働いていた事からの付き合いだそうです。
宿のある札幌へ向かいます。
往路で使用した札樽道を戻り、19時頃札幌西ICを降りました。
札幌西ICは「白い恋人パーク」が至近。札駅から絶妙に遠いのでなかなか行きづらいですが、甘党としては是非行ってみたいのものです。
手稲通りを地下鉄東西線と並走しながら都心方向へ進んでいきます。
札幌市街地を運転していて大変だったのが幹線道路から店舗へ右折する車の多さ。
交通量が多い中で機敏に車線変更をするのに苦慮し、かといってずっと左車線にいると左折車で詰まるし。非常に神経を使いました。
やがて車は環状通へ。札幌の街を地図で眺めていると、不自然に折れ曲がっている箇所がいくつかあります。そのうちの一つが手稲通りと環状通りが分岐する「北4西25」交差点。これは、札幌市ではなかった地域を編入したた名残だと言われています。京都のようなきれいな碁盤の目と比較すると、歴史的背景の違いを感じられて面白いですよね。
2泊お世話になる宿があるすすきのへ到着。土曜の夜という事で駐車場はどこも満車。30分近くかけ、やや離れた中島公園近くに停めることができました。
ザ センチュリオンサウナ レスト&ステイ札幌
すすきの交差点から徒歩3分ほどの好立地。
今回は車でしたが、地下鉄南北線・すすきの駅や市電・資生館小学校前からも至便です。
男性専用のサウナ施設でフロントは8階。カプセルは4~6階なので一旦最上階まで移動して下る動線となります。頻繁に外出する方にとっては少々億劫に感じるかもしれません。
まずは33℃のぬるま湯で疲れを癒します。いわゆる「不感風呂」というやつで、無限に浸かっていました。ハンモックも併設されていたので、浴室に一人だけなら半永久的に浮かんでいられるわけです。
肝心のサウナは1セット目から熱波師によるアウフグース(うちわやタオルで扇ぎ、空気を循環させる)が行われ、もともと95℃近くあった室温が体感120℃近くに。一番熱がこもりやすい上段にいたからなおさら熱い。耳が痛くなるほどでした。1~2セット、100℃以下で体を慣らしてからアウフグースするのが理想でしたが、タイミングって難しいですね。すぐに悲鳴をあげ退出。14℃と7℃の水風呂2種類あったのですが、ビビってしまい高い方に入りました。外気浴スペースが少なく2回ほど難民になってしまったのが残念でしたが、うわさに聞いていた通り上級者向けの良サウナでした。
気が付けば時計は22時近くを指しています。
セイコーマート(北海道ローカルのコンビニ)へ買い出しへいき、晩酌タイム。
120円台で買えるパスタ(カルボナーラとナポリタンをチョイス)、焼き鳥(北海道では豚串しのこと)、北海道限定、サッポロクラシックで乾杯です。
サックラのロゴがゴールデンカムイになっており、一同テンション爆上げ。
明日の予定を話し合いつつ、日付を回りそうなので足早に寝床につきます。
二日目
おはようございます。
二日目の札幌はしっかり雨。
予定では日本海沿岸のオロロンラインを北上する予定でしたが、あいにくの天気なのでニセコへ切り替え。さくさくと支度していきます。
ニセコ方面へは小樽経由と札幌南西、喜茂別(きもべつ)町との境にある中山峠経由の2パターン。昨日とは違うルートで行きたかったので、迷わず中山峠まわりにしました。
そしてその道中、定番観光地である羊ヶ丘展望台へ。
札幌訪問回数は2ケタの大台に乗る私ですが、恥ずかしながら初めて来ました。
クラーク博士像たたずむ広大な敷地の先に市街地を見下ろす、「北海道」のイメージ画によく使われる光景です。一度でいいから来たかったのです。
ちょうどラベンダー畑が見ごろを迎えており、無料の刈り取り体験をやっていました。
10時開始で到着が9:58という奇跡。ついていました。
50本ほど採集可能とのことだったのですが、遠慮してしまい30本ほど持ち帰り。
上限まで刈り取った方が見栄えが良く、思い切った方がよかったです。素晴らしい体験をさせてくれた羊ヶ丘展望台に圧倒的感謝。
その後雪まつりに関する資料館を見学し、名残惜しいですが次の目的地へ向かいます。