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札仙広福についてゆるく語る 2

前回、日本の三大都市に次ぐ都市群「札仙広福」について、地方移住というトピックと絡めてお話ししました(まだ読んでいない方は参照ください)。今回は、札仙広福の共通点について分かりやすくお伝えします。

 

❶東京、大阪との行き来が容易

 

出張需要が高い4都市。飛行機の羽田-新千歳、羽田-福岡便は輸送人員が高く、本数も充実しています。札幌を除く3市には新幹線が通っており、さほど不便なく移動できます。

これだけ公共交通機関が発達していると、平日は東京や大阪のオフィスで働き週末は地方で過ごす、二拠点活動も充分可能です。特に東京-仙台間は1時間半程度なので、いわゆる「超郊外」に比べて体感距離は近く感じるかも知れません。満員電車とは無縁、ゆっくり座って読書をしながらの通勤なんかできたら最高ですよね。

❷人口は100万人台

 

仙台市…約109万人

広島市…約119万人

福岡市…約163万人

札幌市…約195万人

 

私が中学生の頃(12年前)、仙台市は大体103万人で、札幌市は大体187万人と記憶していたので、10年ちょっとでだいぶ増えたなという印象です。しかしながら、今後急速な少子高齢化で、これらレベルの都市も人口がマイナスに転じる事が予想されます。それでも大学進学や就職で若年層の流入が多く、その幅は緩やかです。

 

❸代表的な河川が市内に流れている

 

北から順に豊平川広瀬川太田川那珂川が流れています。これらの河川が直接都市の発展を促したとは言えないですが、原爆ドーム旧太田川青葉城からみる広瀬川仙台市街、中洲と都市の景観イメージに欠かせない存在となっています。

 

Jリーグプロ野球の本拠地がある

 

それぞれ北から、コンサドーレ札幌と日ハム、ベガルタ仙台楽天、サンフィレッツェとカープアビスパ福岡ソフトバンク

日ハムの球場は、札幌近郊の北広島市エスコンフィールドに移転しました。今後の札幌ドームの赤字問題が気になるところです。

 

❺近郊にマンモス町がある

 

宮城県富谷市、福岡県那珂川市はかつて"町"でした。人口が増えすぎ為、郡部から市に昇格したのです。今でも、広島県府中町、福岡県志免(しめ)町といった市レベルの人口を有する町が昇格せずに存在しています。

 

思いつくままに共通点を挙げましたが如何だったでしょうか。「これらの都市でどこが1番都会か」という議論が頻繁に起こりますが、それはナンセンスであると考えています。それぞれに良いところがあり、各地方を代表する都市に変わりはありません。札仙広福はどの街も大好きであり、まだまだ書ききれない部分もたくさんあります。今後、さらに深掘りした記事が書けたらなと思っているので、乞うご期待下さい!