Ge男

地理をエンタメに!地域の事象や旅について語る

札仙広福についてゆるく語る

皆さんこんにちは。

 

当ブログは、地理に関する事象や問題について、地理学科卒28才会社員の目線から切り込んでいき、読書の皆様に分かりやすく解説する事を目的としています。

 

。。。ですが、最初の記事を書いてから早1か月。まともにそのような記事を書いていませんでした。なので、今回は真面目かつゆるく、「地理っぽい」内容を発信したいと思います。

 

テーマとして挙げた「札仙広福」ですが、皆さまの脳内は「なんぞやそれ?」「アレの頭文字を取ったのかな?」といった感じでしょうか。

 

至って単純です。日本三大都市に次ぐ、「札幌」「仙台」「広島」「福岡」という街の頭文字をまとめたものであり、東京や大阪に本社を置く企業の支店が置かれ発展した事から、「支店経済都市」と言われることもあります。

ではなぜ、この札仙広福をあえて取り上げたのでしょうか。

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❶地方移住と札仙広福

コロナ禍に終わりの兆しが見え始めた昨今ですが、当時を思い返せば「ワケーション」「地方移住」というワードがしきりに叫ばれていたような気がします。鳥のさえずりで目を覚まし、ゆっくりとパソコンを開く。業務はテレワークがメインで、早めに仕事が終わればキャンプを楽しみ、地の食材に舌鼓をうつ。こんなところでしょうか(笑)。これは極端な例ですが、出社がマストな部署にいた私からしてみれば、在宅ワークできる人が心底羨ましかったのを覚えています。

話を元に戻します。実際に大都市から地方へ移住した人の記事を読むと、理想と現実が垣間見れます。特に多いのが、近隣トラブル。都会の価値観で暮らそうとするので、軋轢が生じるのは容易に想像できます。ムラ社会なので何をするにも運命共同体で、掟を破れば村八分。何か目立つ事をすれば、すぐに噂が広まります。

このような、周りにコンビニすらない究極の田舎に移住するのではなく、地方の政令指定都市レベルの街、つまり札仙広福に移住すれば上手くいくというのが私の持論です。

❷都会と田舎のいいとこ取り、「トカイナカ」

 

札仙広福の最大の魅力は「大都市の生活水準に近いまま家賃などの生活コストを落とす事ができる」点だと思います。仙台駅前のマンション家賃をざっと調べたのですが、1kで47,000円から掲載がありました(出展:SUUMO)

駅前の一等地でこの価格なので、副都心の長町や泉中央にずらせばもっと安くなるでしょう。

それでいてスーパーやファミレスが至便で、週末はパルコやアウトレットで買い物ができる。その上山や海が近いので、車で1時間も走らずレジャーにアクセスする事も可能です。

となると住環境は東京と同等か、それ以上のものになります。究極の田舎に引っ越すのではなく、ある程度東京人を許容してくれる「トカイナカ」への移住、おすすめです。

          続